今さら聞けない基本のき!知っておきたい「風呂敷の包み方」3つの基本形

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日本には、心和む「手みやげ」という言葉がある。文字通り、手に提げて持参する贈り物のこと。贈答品をデパートやお店などから宅配便で送ることが増えた昨今だが、手から手へと渡される贈り物「手みやげ」には、また格別の趣がある。

そんな温かさのある手みやげだが、ついつい買った店の紙袋に入れて持参してしまうことが多くなる。決して失礼なことではないが、ここでひと手間。ぜひとも提案したいのが、風呂敷を使うことだ。

一枚の四角い布でありながら、包む、運ぶ、まとめる、保護するなど、様々な役目を果たす風呂敷の用途は広い。しかも、四角や平たい箱ものだけでなく、丸い筒や瓶ものなど、どんな形のものでも自在に包むことができるのだから素晴らしい。

そんな風呂敷の基本の結び方である「ま結び」と、それを使った3つの包み方を紹介しよう。どれも知っておけば手みやげに使えそうな便利な包み方だ。

■まずは基本の「ま結び」の結び方

結び目がきれいにつくれると、包み全体の姿も見栄えがよくなるもの。まずは、ほとんどの包み方で使える「ま結び」をマスターしておこう。

ま結び1

(1)左右をしっかりと引いて一回結ぶ。

 

ま結び2

(2)中央の位置をきちんと決め、手前側の布に奥の布をかぶせ、くぐらせる。

ま結び3

(3)左右をゆっくりと引きながら形を整える。

ま結び4

(4)結び目をしっかりと締め、左右の端の形を整えて完成。

■基本の包み方1:お使い包み

お使い包み1_s

最も一般的で、あらたまった場面でも日常でも使える便利な包み方だ。

お使い包み1

(1)包むものを中央に置く。

 

お使い包み2

(2)手前bを箱にかぶせ、次に向こうaを箱にかぶせる。

 

お使い包み3

(3)左右c、dを真結びして完成。

■基本の包み方2:平包み

平包み4_ss

結び目をつくらない、フォーマルな包み方。目上の方や、年始のご挨拶の品を持参するときにこの包み方がおすすめ。

平包み1

(1)風呂敷の対角線の中央に内容物を置く。

 

平包み2

(2)bの端を内容物にかぶせる。

 

平包み3

(3)cの端を内容物にかぶせる。

平包み4

(4)dの端を内容物にかぶせる。

平包み5

(5)手向こうのaの端をもって手前にかぶせて完成。

 

■基本の包み方3:ビン包み

びんなどの長いものをつり下げて持ち運べる包み方。お気に入りのワインや日本酒の手みやげに、ぜひとも使いたい。

p43 びん包み_s

(1)風呂敷の中央にびんを置く。

一升瓶包み2

(2)aとbを持ち、先端をビンの口の上で真結びにする。

一升瓶包み3

(3)bとcを持ち、ピンと張るように左右に引く。

一升瓶包み4

(4)図3のbとcを後ろで交差させる。

一升瓶包み5

(5) びんを反対側にまわし、正面でま結びをして完成。

以上、風呂敷の基本の結び方と、包み方を3つご紹介した。

風呂敷の結び目をゆるりと解いて包みを開き、どうぞ、と贈り物を差し出す。その瞬間に通い合う、贈り手と受け手の心。美しい姿形の風呂敷包みで、年末年始の挨拶の贈り物を手渡したい。

【参考リンク】

※ 日本風呂敷協会
http://www.japan-furoshiki.jp/

※ 京都「宮井」
http://www.miyai-net.co.jp/index.html

文/堀けいこ

画像協力/日本風呂敷協会、京都「宮井」(ふろしき)