一流の逸品ぞろい!東京「日本橋」で手に入れたい「老舗の逸品」5選

オフィスビルや商業施設が立ち並ぶなかに、江戸の伝統が息づく東京の日本橋地区。『サライ』2016年7月号でも、そんな日本橋の歴史や楽しみ方を特集しました。

この日本橋界隈には、江戸時代に創業した、数百年の歴史を誇る老舗がいくつもあります。そんな老舗の逸品を手にとってみたいという人は多いはず。

そこで今回は、『サライ』2016年7月号の東京特集で紹介した、日本橋でぜひ手に入れたい「老舗の逸品」を5品ご紹介していきます。

■1:『江戸屋』の洋服ブラシ

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右:手植えの「別誂」(1万5000円)と左:ウール専用の「黒檀柄」(8000円)

一度使うと手放せないといわれる刷毛(ハケ)とブラシの専門店『江戸屋』さんは、手作業で毛を植え込む、昔ながらの手植えの洋服ブラシを作り続けています。

「手作りの商品は値が張るが、長持ちする」と語る十二代目店主の濱田さん。指先の感覚で微調整される手植えの洋服ブラシは、欧米からも高く評価され、注文を受けるほど。

カシミヤやウールなどあらゆる生地に使える「別誂」(1万5000円)、ウール専用の「黒檀柄」(8000円)など。大正時代に建てられた『江戸屋』の店舗は国の登録有形文化財になっています。

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【江戸屋】
住所/東京都中央区日本橋大伝馬町2-16
営業時間/9時~17時
休業日/土曜、日曜、祝日
http://www.nihonbashi-edoya.co.jp/

■2:『伊場仙』の江戸扇子

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天正18年(1590)創業の『伊場仙』。江戸時代は団扇(うちわ)を作る一方、浮世絵の版元でもあったため、浮世絵の絵柄の扇子も多く揃います。

無病息災を願う6個の瓢箪をあらわした『ひょうたん』(5000円)や、『伊場仙』が当時版元になっていた歌川国芳の作品をあしらった『月もといなばの助』(3800円)など。

【伊場仙】
住所/東京都中央区日本橋小舟町4-1
営業時間/10時~18時
休業日/日曜、祝日
http://www.ibasen.co.jp/

■3:『日本橋さるや』の楊枝

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『さるや』は創業が宝永元年(1704)、日本で唯一といわれる楊枝の専門店です。

楊枝は一つ一つ手作りで、黒い模様のあるクスノキ科の樹木が使われている独特なもの。清涼感のある香りと弾力性に優れ、江戸時代より楊枝のなかでは最上品とされていました。

黒文字楊枝を桐箱に収めたものの一例では、「三番叟」(950円)などがあり、桐箱に手書きで名前を入れるサービス(2000円)も。

【日本橋さるや】
住所/東京都中央区日本橋室町1-12-5
営業時間/10時~18時
休業日/日曜、祝日
http://www.nihonbashi-saruya.co.jp/

■4:『うぶけや』の食用鋏

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刃物専門店の『うぶけや』は天明3年の創業。産毛でも剃れる、切れる、抜けると謳われてきました。

その「厚地手抜き」は1万1000円。大正時代から造られ始めた、料理の際に食材を切る「食用鋏(はさみ)」(8000円)も好評の品。切れ味や挟み具合が悪くなったら、研ぎ直しを頼めます。

【うぶけや】
住所/東京都中央区日本橋人形町3-9-2
営業時間/9時~18時(土曜は17時まで)
休業日/日曜、祝日
https://www.ubukeya.com/

■5:『榛原』の朱印帳

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江戸時代に滑らかな筆あたりの雁皮紙(ジンチョウゲ科の植物である雁皮から作られる和紙)が評判であった『榛原』。文化3年(1806)の創業以来、全国の和紙製品を取り扱っています。

上質な布張りの「茶」(1700円)や、『榛原』ならではの千代紙を表しにあしらった「色硝子・青」(1700円)などが人気です。

【榛原】
住所/東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー
営業時間/10時~18時30分(土曜・日曜は17時30分まで)
休業日/祝日
http://www.haibara.co.jp/

以上、日本橋で手に入る「老舗の逸品」を5品ご紹介しました。

繊細な作りの日用品には研ぎ澄まされた手業があります。暮らしの中で江戸時代からの手業が感じられるのはとても貴重なことですね。最高級品として時代を乗り越えてきた老舗の逸品はギフトにも喜ばれそうです。散策ついでに、ぜひ江戸老舗のお店に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

※この記事は『サライ』2016年7月号掲載の東京特集の記事「温故知新の『日本橋』」記載の情報を元に、Web用に再構成したものです。(Web版構成/庄司真紀 )