【ゴン川野の極上道具探検隊】『iPhone』でもハイレゾが楽しめるスリムなポタアンと平面型ヘッドホンを聴いてみた

320gの軽さでモバイルに適した密閉型ヘッドホン『PM-3』

平面磁界型駆動型ヘッドホンは全面駆動型とも言われ、簡単に言えば平面型スピーカーと同様の振動板をヘッドホンに採用しています。非常に薄い振動板の全面を均一に動かすことで、高域から低域までクセのないフラットな周波数特性を持ち、ハイスピードな音で、優れた音場感が得られるのが特徴です。その反面、広い面積の振動板を動かすため強力な磁気回路が必要になり、大きく、重く、能率が低いので少しでも能率を稼ぐため開放型が多くなります。OPPOはこの問題に取り組み、様々な工夫で、102dBという高能率を実現。音漏れが少ない密閉式を採用してモバイルニーズに応えました。再生周波数帯域は10Hz〜50kHzとハイレゾ対応です。
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円錐形のコーンを使うダイナミック型は分割振動などで振動板から出てくる音波が乱れますが、平面磁界駆動方式の『PM-3』にはそんな心配がない。
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イヤーカップは折りたたみ式で、移動時はフラットにしてバッグのすき間に収めることができそうだ。
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平面型らしい見晴らしが良く透明感のある音

『HA-2』と『PM-3』のペアでハイレゾ音源を再生しました。佐山雅弘トリオ『メモリーズ・オブ・ビル・エヴァンス/マイ・ファニー・バレンタイン』(96kHz/24bit)を聴いてみると、楽器の輪郭がクッキリとしたフォーカスのあった音であることが分かります。低域から高域までハイスピードで、低音は量感よりもレスポンスの良さが特徴です。ESSのDACならではの解像度が高く粒立ちのいい音で、ボーカルはニュアンスを残しつつ滑らかさも出しています。『PM-3』単体で『iPhone 6 Plus』に接続しても十分な音量が出せますが、低域の解像度が下がったり、全体の情報量が少なくなったりと本来の実力が発揮できませんでした。やはり『HA-2』とペアで使うのがベストだと思います。