正解率10%!幕末に偉人を輩出した「津和野藩の藩校」とは?【江戸クイズ04】

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時代劇は、歴史の知識を増やせば増やすほど見るのが楽しくなるもの。

そこで今回は、以前ご紹介した「江戸文化歴史検定」(通称・江戸検)の過去問題から、津和野藩についての江戸クイズをお届けします。

正解率はなんと10%! ほとんどの日本人が解けない難問です。一発で解けた人は、歴史の天才と呼んでもいいレベル。さっそく挑戦してみましょう。

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それでは、問題です。

「啓蒙家・教育者として知られる西周、文豪の森鴎外、紡績業の山辺丈夫、科学者の小藤文次郎など多くの人材を輩出した、津和野藩の藩校は次のうちどこでしょう?」

次の4択のなかから、「これだ!」というものを選んでください。

(い)誠之館

(ろ)養老館

(は)修道館

(に)時習館

どれが正解か、わかりましたか? ちなみに津和野藩とは、幕末に活躍した藩です。この藩の活躍ぶりを知らないと、相当難しいかもしれません……。

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……そろそろ答え合わせをしましょう。ズバリ正解は、「(ろ)養老館」

(い)の誠之館は備後福山藩の藩校。(は)の修道館は久留米藩の藩校。(に)の時習館は九州熊本藩の藩校です。勘で答えたかたは不正解になってしまったはず。

では、この津和野藩の養老館とは、具体的にどんな藩校だったのでしょうか? 解説を見ていきましょう。

「幕末、各藩校に学んだ藩士たちのうち、明治時代の近代化の担い手となった者は数多くいた。なかでも、津和野藩の藩校養老館は、西周や森鴎外など明治を代表する人物を輩出している。

西周は養老館で学んだのち、江戸に出て幕府の洋学機関である蕃書調所に出仕した。その後、榎本武揚らとオランダ留学している。

帰国後、津和野藩士から幕臣に登用された。国際事情に詳しかった西は、大政奉還された頃は、15代将軍慶喜の相談役のような立場となっていた。

幕府瓦解後は、大半の幕臣とともに静岡藩士となり、沼津兵学校の頭取に任命される。沼津兵学校は、時代の最先端を行く教育機関として全国から注目された。のちに、西洋の思想や学問の啓蒙活動を展開した明六社の同人のひとりとなる。」

さすが、10人に1人しか解けなかった超難問。津和野藩の藩校までは頭に入っているかたは希少ですよね。正解できた方は、ご自身の博識を誇ってください!

ちなみに江戸検の次回の試験日は11月3日(木)の「文化の日」。時代劇や時代小説が好きな方も、歴史好きな方も、知の腕試し、してみませんか?

※受検申し込みの詳細については、下記のサイトをご覧ください。

http://www.edoken.jp/

※問題の出典:『江戸文化歴史検定 出題問題公式解説集 第2回江戸吟味問答控』

https://www.shogakukan.co.jp/books/09626610

取材・文/藤岡あかね