世界遺産の期待高まる“海の正倉院”の秘宝が結集!「宗像・沖ノ島と大和朝廷」展

「金銅製龍頭」〔国宝 飛鳥-奈良時代(7-8世紀)福岡県宗像市・沖ノ島5号遺跡出土 宗像大社蔵〕

「金銅製龍頭」〔国宝 飛鳥-奈良時代(7-8世紀)福岡県宗像市・沖ノ島5号遺跡出土 宗像大社蔵〕

神宿る島・沖ノ島の国宝・重文クラスの宝物が一堂に会す展覧会が、福岡県太宰府市の九州国立博物館で開催されています。(~3月5日)

福岡県宗像(むなかた)市に属する玄界灘に浮かぶ孤島、沖ノ島。島全体が御神体である沖ノ島と大和朝廷の関係は、祭祀遺跡や古墳から出土した資料を比較検討することで初めて明らかになるといわれます。

本展では、宗像・沖ノ島や奈良・藤ノ木古墳、韓国・皇南大塚南墳などの出土品をはじめ、日韓の黄金の指輪が初めて集結します。

「三角縁神獣鏡」〔国宝 古墳時代(4世紀)福岡県宗像市・沖ノ島18号遺跡出土 宗像大社蔵〕

「三角縁神獣鏡」〔国宝 古墳時代(4世紀)福岡県宗像市・沖ノ島18号遺跡出土 宗像大社蔵〕

本展の見どころを、九州国立博物館広報課の岡崎あい子さんにうかがいました。

「古くから貴重な宝物が神宝として奉納された沖ノ島は、“海の正倉院”とも言える場所です。本展では、『古事記』『日本書紀』の記述と発掘調査の出土品を交差させながら、「『神宿る島』宗像・沖ノ島」の源に迫ります。

沖ノ島の選りすぐりの国宝26件と、大和の国宝5件・重要文化財19件が一堂に展示されるほか、日本とアジアのつながりを示す資料として、日韓の指輪18点が史上初めて一堂に会します。

世界遺産登録の期待が高まる2017年、新春の九州国立博物館で、一足先に沖ノ島を巡る歴史の旅に出かけてみませんか」

国宝・重要文化財がずらりと並ぶ大規模な展覧会です。ぜひ足をお運びください。

九州国立博物館ウェブサイト http://www.kyuhaku.jp

【特別展 宗像・沖ノ島と大和朝廷】
■会期/2017年1月1日(日・祝)~3月5日(日)
■会場/九州国立博物館
■住所/福岡県太宰府市石坂4-7-2
■電話番号/050・5542・8600(NTTハローダイヤル)
■料金/一般1500(1300)円 高大生1000(800)円 小中生600(400)円 ( )内は20名以上の団体料金 ※障がい者手帳所持者と介護者1名は無料、満65歳以上は1300円
■開館時間/9時30分から17時まで(入館は16時30分まで)
■休館日/月曜日(ただし1月2日、9日は開館)、1月10日(火)
■アクセス/西鉄福岡(天神)駅より天神大牟田線で西鉄二日市駅にて太宰府線に乗り換えて太宰府駅下車、「虹のトンネル」利用で徒歩約10分

取材・文/池田充枝
1989年「サライ」の創刊時より歴史資料の調査や展覧会情報を中心にフリーランスで「サライ」の取材・執筆に携る。