世界有数のワイン産地・ブルゴーニュの自然農法による赤ワインを1名様にプレゼント!

※本キャンペーンは終了しました。

リサイズ/ブルゴーニュぶどうイメージ写真

ビオやビオディナミで栽培された健全なぶどうは美味なのはもちろん、その外見も美しい。

昨今のフランスワインを語るキーワードのひとつに、「ビオ」あるいは「ビオディナミ」という農法があります。ビオは農薬や化学肥料を使わない自然農法のこと。ビオディナミはそれに加えて、月や星といった天体の運行にもとづいて畑の作業を行なったり、畑をひとつの有機体ととらえて植物や動物、土壌の調和を重んじる考え方です。

フランスでは、おもにワインの名産地として名高いアルザス地方(フランス北東部)やラングドック地方(フランス南部)の生産者たちが、こういった農法をぶどう栽培にいち早く取り入れました。

しかし、農薬や化学肥料の使用をやめた直後の数年は土壌の転換期にあたるため、ぶどう栽培にさまざまなリスクがあります。ワインの銘醸地としてすでに高い名声を得ているブルゴーニュ(フランス東部)はそういったリスクを恐れ、自然農法に関してはやや出遅れていた感は否めませんでした。

リサイズ/ブルゴーニュ畑イメージ写真

ブルゴーニュのぶどう畑、コート・ドール。この丘から、世界の愛好家垂涎のワインが生まれる。

そうした状況の中、近年、ブルゴーニュでも意欲的な生産者はビオ、ビオディナミに積極的に取り組み、魅力的なワインを産出し始めています。今春、そんなワインを生み出すブルゴーニュの生産者が4人、来日しました。彼らが手がけるワインの味はじつにクリアで、クリスタルのような美しい輝きと繊細なトーンが感じられます。同時に、心身に染み入るようなナチュラルさもあります。

そんなナチュラルなワインをつくる際の難点は、醸造時にワインに好ましくないバクテリアが繁殖したり、消費者が飲む時にはすでに酸化した味わいになりやすいこと。いわゆる「自然派ワイン」「ヴァン・ナチュール」と呼ばれるワインのなかには、そういった欠点があるものも見られます。

今回、来日した生産者がつくるワインは、先の難点を克服した真の意味でのクオリティ・ナチュラル・ワインです。今後のブルゴーニュは、「ワインの王者」とも讃えられる味わいの風格に加えて、ビオやビオディナミ由来のピュアな要素が前面に出たワインが主流になっていくと考えられます。この4人の生産者は、その最先端にいると言っても過言ではないのです。

ブルゴーニュを代表する4名の若き生産者たちを順に紹介しましょう。

■ドメーヌ アラン・ビュルゲ

アラン・ビュルゲは、ジュヴレ・シャンベルタン村に1974年に設立されたドメーヌです。ドメーヌとは、畑を所有し、ぶどうの栽培、醸造、瓶詰めまですべての作業を自身で行なう農家のこと。ジャン・リュックとエリックの兄弟が父の跡を継ぎ、当主となったのは2011年。その翌年からさっそくビオを開始し、さらには2013年からビオディナミへと転換しました。今回、来日したのは兄のジャン・リュックです。

リサイズ/アラン・ビュルゲ

若き当主のジャン・リュック。ぶどうの栽培法や醸造法を改良したことで、先代の頃よりワインの評価が上がった。

ブルゴーニュは今、こういった30代~40代前半の新世代の造り手たちが、ビオあるいはビオディナミを積極的に取り入れて、酒質を向上させています。アラン・ビュルゲも、そうしたドメーヌのひとつであり、典型的な例といえます。

ワインの原料は、ぶどう100%です。日本酒のように加水することがないので、原料であるぶどうの質そのものが味わいに大きく作用します。このドメーヌのぶどうの収穫量は1ヘクタールあたり28〜30 hl(ヘクトリットル/1hl=100リットル)と、ブルゴーニュの平均より極めて低いのが特徴です。その低収量により、質の高いぶどうを収穫することに成功しています。

収穫したぶどうは、傷んだ粒や房などを3回にわけて丁寧に取り除きます。傷んだぶどうを使用するとそこから酸化が始まり、ワインの味わいも劣化してしまうからです。その後は、ぶどうの房をあえて潰さず自然に、時間をかけてゆっくりと発酵させていきます。

そうやって繊細に、極めて丁寧につくられたワインは、限りなくピュア。銘柄『ジュヴレ・シャンベルタン』のワインは赤い果物やスパイスの香り、しっかりした骨格をもつ味わいが特徴です。それに加えて、ビオディナミによって栽培された上質なぶどうならではの伸びやかさ、艶やかさが酒質から感じられます。

リサイズ/アラン・ビュルゲ ・ワイン

『ジュヴレ・シャンベルタン』のワイン。樹齢70年の古木から収穫したぶどうを使用するため凝縮感のある味わいに仕上がる。

■ドメーヌ シャンドン・ド・ブリアイユ

「ド」の称号がつくことからもわかるように、このドメーヌはもともと貴族の血を引く由緒ある家系で、シャンパーニュのモエ・エ・シャンドンの縁戚でもあります。ドメーヌの設立は1834年。やがて一家はパリに移り住み、ドメーヌの経営は雇い人に任せる状況が長く続きました。

現当主のフランソワはパリ生まれ、パリ育ち。学校を卒業した後はパリに自らワインブティックを立ち上げ、ワインを販売する仕事をしていました。ブルゴーニュワインだけではなく、様々な地のワインを知っているその幅広い視野が、彼自身の糧にもなっています。

リサイズ/シャンドン

当主のフランソワ。ブルゴーニュの料理コンテストで優勝した経歴も持つ。その優れた味覚がワイン造りにも生きる。

そのためブルゴーニュの田舎に帰り、自らの意思でドメーヌを継いだ2001年の頃には、素晴らしいワインづくりを実現するために、ビオディナミへ転換したいという希望をすでに持っていました。先に説明したとおり、ブルゴーニュでは、当時は先駆的な人々がわずかに挑戦しているに過ぎなかったにも関わらず。それを実行に移したのが2005年。畑はトラクターではなく、昔ながらの馬による耕作を実践したり、除草剤や殺虫剤を一切使用しないなど厳密に管理されています。

さらには開放桶やコンクリートタンクを使って発酵を行なうなど、その醸造法は伝統を重視しながら、良質なぶどうの魅力をストレートにワインへ反映させるよう配慮されています。

このドメーヌにはグラン・クリュ(ワインの世界で特級畑を意味する)の『コルトン』を始めとして『サヴィニー・レ・ボーヌ』『ペルナン・ベルジュレス』などの銘柄があります。いずれもキメの細かい滑らかな酒質を持ち、かつブルゴーニュワインらしい風格にも貫かれているのが特徴です。

リサイズ/シャンドン・ワイン

左はグラン・クリュの『コルトン』の白ワイン。このドメーヌの顔のひとつ。右がチャーミングな味わいの『サヴィニー・レ・ボーヌ』。

■ドメーヌ オー・ピエ・デュ・モンショーヴ

「オー・ピエ・デュ・モンショーヴ」の当主フランシーヌもやはり、ワイン以外の世界を知っている醸造家のひとり。彼女はスポーツメーカーのナイキで働いたあとブルゴーニュへ戻り、シャサーニュ村に本拠地を置く「ファミーユ・ピカール」というワイナリーで父とともに仕事を始めました。

JPEG保存のオー・ピエ・ド・モンショーヴ

フランシーヌ(左)。ともに働く白ワインのスペシャリスト、ファブリス・レーン氏と一緒に。

その後、彼女は「ファミーユ・ピカール」が所有する畑のなかから最良の区画の畑のみを選び、ビオやビオディナミ栽培を実践し始めます。やがてそれらの畑のぶどうを使い、新たに「ドメーヌ  オー・ピエ・デュ・モンショーヴ」を設立したのです。

以前は、日本酒の蔵と同じようにワインの生産現場において、女性は歓迎される存在ではありませんでした。「女性がカーヴ(貯蔵庫)に入ると、ワインがお酢になるといわれた」と、フランシーヌは語ります。しかし、近年は女性醸造家も決してめずらしい存在ではなくなりました。彼女はブルゴーニュの女性醸造家団体「ファム・エ・ヴァン・ド・ブルゴーニュ」のメンバーのひとりであり、女性醸造家の地位向上にも尽力しています。

ドメーヌのあるシャサーニュ村は、ブルゴーニュでも一、二を争う白ワインの名産地です。ここではグラン・クリュに加えて8種類のプルミエ・クリュ(1級)の畑を持っています。それぞれのプルミエ・クリュの畑は極めて近い位置にありますが、斜面の向きや土壌の違いにより、味わいはまったく異なったものになります。そういった飲み比べができるのも、このドメーヌの魅力のひとつです。とはいえ、どの銘柄にも美しい酸とミネラルが共通して感じられ、その味わいの虜になる人が続出しています。

オー・ピエ・ド・モンショーヴ・ワイン

銘柄『シャサーニュ・モンラッシェ』のプルミエ・クリュ3種類。左からクロ・サン・ジャン、レ ・カイユレ、レ・ショーメ。それぞれ味わいが異なる。

■ドメーヌ ギュイモ・ミッシェル

ブルゴーニュの南部、マコン地方に位置するドメーヌ「ギュイモ・ミッシェル」。来日したソフィはまだ27歳の女性ながら、両親の跡を継いでワインづくりに参画しています。じつは彼女の父親がビオディナミを始めたのは1987年と、ブルゴーニュのなかでも最古参のひとりです。

リサイズ/ギュイモ・ミッシェル

畑仕事にも励む女性醸造家のソフィ。今秋、やはりワインづくりに携わる婚約者と挙式する予定。

ぶどう畑に農薬を散布するのがあたり前だった当時、ビオディナミを実践する彼女の父親は周囲から「いったい何をやっているんだ」「変わり者」と奇異の目で見られていました。しかし、現在ではいち早くビオディナミを取り入れた人物として、他の生産者から敬意を持たれる存在になっています。

このドメーヌが他の生産者に先駆けて農薬の使用をやめたきっかけは、ソフィの祖父が、「ぶどうに使う農薬の害により体調を崩し、亡くなったと推測された」からだと言います。

ワインの銘柄は、『ヴィレ・クレッセ』という1種類の白ワインのみ。ぶどう畑は、ソーヌ川の近くにあります。その川の影響により、湿気が多く、ぶどうにボトリティスという貴腐菌がつきやすいため、ワインには蜂蜜や栗を思わせる魅力的な香りが漂います。反面、口に含むとピンと張った美しいミネラルのトーンと豊かな酸味、後味には若干の塩味も感じられて、その香りと味わいのバランスがなんとも秀逸です。

「北マコン地方No1生産者」の呼び声も高く、『アルページュ』『アラン・デュカス』『タイユバン』『アピシウス』など、フランス屈指の三ツ星レストランにもワインを提供しています。

このドメーヌのもうひとつの顔が、食後酒として飲まれるブランデーの一種、マールです。ぶどうの絞りカスを使って蒸留するマールは、ソフィの代になって手がけた新しいチャレンジのひとつ。ビオディナミのぶどうでつくられたマールは、蒸留酒ながら、まったく引っ掛かりのないスムーズな味わいで、それもまた多くのソムリエたちを魅了しています。

リサイズ/ギュイモ・ミッシェル・ワイン

白ワインの『ヴィレ・クレッセ』(左)と「マール」(右)。ソフィはコニャック地方で修業した経験を生かして食後酒をつくる。

生産者とワインについての問い合わせ:
ワインインポーター Vin X(ヴァン・クロス) TEL03・6450・3687

■『サヴィニー・レ・ボーヌ2012年』を抽選で1名様にプレゼント
今回紹介したブルゴーニュのワインの中から、「ドメーヌ シャンドン・ド・ブリアイユ」の赤ワイン『サヴィニー・レ・ボーヌ2012年』(希望小売価格6000円)を抽選で1名様にプレゼントします。下記の応募方法をお確かめのうえ、ふるってご応募ください。

リサイズ/読者プレゼント

サクランボやすみれの香り、きめ細やかな果実味とタンニンの感じられる魅惑的な味わいです。

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■応募締め切り:2016年7月8日(金)23時まで
■当選者の発表:賞品の発送をもって発表にかえさせていただきます。また、個人情報は適切に管理し、本企画の連絡にのみ使用します。

取材・文/鳥海美奈子